教育分野と授業:硬蛋白質利用研究施設
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教育分野と授業

本研究施設の教育活動への協力は、農学部、農学府(修士課程)、博士課程(連合農学研究科、共同サスティナビリティ研究専攻)に参画している。

学部生

当初は教員が個別に学部生の講義、実験、論文指導を分担したが、1991年から皮革研究部門は農芸化学科の食品化学B分野、硬蛋白質基礎研究部門は栄養生理化学B分野として組織的に参画を始めた。
その後1997年から皮革研究部門は応用生物科学科内に応用蛋白質化学の名で、基礎研究部門は2007年までは獣医学科内に獣医生化学の名で教育研究分野を置いていたが、2005年から応用生物科学科内に細胞組織生化学と2008年から生物生産学科内に動物生化学の名で、独立の教育研究分野を置いている。
2019年に担当教員の変更に伴い細胞組織生化学が動物細胞生物学として学部生を受け入れている。
現在担当している主な授業科目名は、獣医生化学および家畜栄養学(共同獣医学科)、家畜形態生理学(生物生産学科)、生物構造機能学(関連学科)、生体高分子利用学および食品工学(応用生物科学科)などである。

大学院修士課程

学部生教育と平行して、1993年から修士課程教育に参画している。
1997年からは皮革研究部門は応用生命化学専攻(2001年〜)内に応用蛋白質化学および動物細胞生物学の名で、基礎研究部門は生物生産科学専攻内に動物生理化学の名で独立の分野を置いている。
2021年から動物細胞生物学研究教育分野で修士生を受け入れている。
現在担当している主な科目名は動物組織機構学特論、生体分子学特論、生体分子化学特論演習などである。

大学院博士課程(連合農学研究科 / 工学府 共同サスティナビリティ研究専攻)

1985年連合農学研究科の発足以来、生物工学専攻(資源利用学)に登録していたが、2007年の改組で応用生命科学専攻と生物生産科学専攻に所属し、課程博士と論文博士の指導にあたっている。これまでに論文指導を行ったおもな分野はコラーゲンと細胞骨格蛋白質の分子・細胞生物学、コラーゲンのレオロジー、毛ケチランの光劣化、プロテオグリカンの構造と機能、皮膚再生におけるプロテオグリカンとコラーゲンの相互作用、RNAの機能発現を制御する蛋白質などである。
また、2019年に東京外語大学、東京電機通信大学、東京農工大学の3大学共同で、博士後期課程の共同サスティナビリティ研究専攻( http://www.tufs-tuat-uec.jp/page/coproduction.html )の新設に伴い、博士後期課程の学生を受け入れている。

研究生

研究施設は設置以来多くの研究生の教育を行ってきた。当初は主として皮革産業の後継技術者育成がおもな目的であったが、産業の需要が変化し、近年は硬タンパク質分野での基礎教育や新規材料開発のための技術修得を目的としたケースが多い。