発表：皮革研究部門

発表論文

  • Ingestion of Proteoglycan Fraction from Shark Cartilage Increases Serum Inhibitory Activity against Matrix Metalloproteinase-9 and Suppresses Development of N-Nitrosobis(2-oxopropyl)amine-Induced Pancreatic Duct Carcinogenesis in Hamster.
    J Agric Food Chem. 2012 Feb 1;60(4):940-5. Epub 2012 Jan 19.
    Kitahashi T, Ikawa S, Sakamoto A, Nomura Y, Tsujiuchi T, Shimizu K, Sasabe S, Park EY, Nakamura Y, Tsutsumi M, Sato K.
    サメ軟骨由来プロテオグリカン画分は、MMP-9の活性を阻害し、ハムスター膵臓癌モデルの進行を抑制する。
    サメ軟骨由来プロテオグリカンの投与によりハムスター膵官中の腺癌の発症を抑制した。
    これは、血清中のMMP-9の活性の抑制に起因するものであり、プロテオグリカンのタンパク質部分が影響しているものと思われる。
  • Mast cells function as an alternative modulator of adipogenesis through 15-deoxy-delta-12, 14-prostaglandin J2.
    Am J Physiol Cell Physiol. 2011 Dec;301(6):C1360-7. Epub 2011 Aug 24.
    Tanaka A, Nomura Y, Matsuda A, Ohmori K, Matsuda H.
    マスト細胞は15-デオキシ-デルタ-12、14のプロスタグランジンJ2によって脂質生成の代替修飾因子として機能する。
    マスト細胞が15-デオキシ-デルタ-12、14のプロスタグランジンJ2により、高グルコース条件および脂肪細胞分化に応じ、肥満を誘導することを明らかとした。
    PPARγ活性化によって脂質生成におけるマスト細胞の新しい役割を立証した。

総説

  • 第III編　軟骨、関節と機能性食品素材
    第19章　総論―軟骨、関節と機能性食品素材
    機能性食品素材の骨と軟骨への応用
    2011年、（株）シーエムシー出版、189-195
    渡部睦人、野村義宏
  • 変形性関節症の改善を希求する機能性食品に関する現状
    2011年、バイオインダストリー、1, 28-35
    渡部睦人、野村義宏
  • サメのゼロエミッション ～気仙沼の復興を願って～
    2011年、食品加工技術、40-91
    野村義宏、高橋 滉
  • 紫外線照射ダメージ皮膚におけるグルコサミンの効果
    2011年、グルコサミン研究７、12~20
    野村義宏、田中美登里、渡部睦人
  • 軟骨抽出物の滑膜細胞への効果
    2011年、グルコサミン研究７、61-66
    松尾俊輝、並木郷、佐藤三佳子、高畑能久、森松文毅、渡部睦人、野村義宏

新聞記事

  • 特集 コラーゲン インタビュー　健康食品新聞
    2011年9月28日（水曜日）
  • 「サメ肉の価値上げ復興を」たまびと　読売新聞
    2011年10月31日（月曜日）

特許、その他

  • 可溶化ケラチンの製造方法
    特許4707154
    発明者：野村義宏、相原道郎
    特許権者：農工大ティー・エル・オー（株）
  • 合成皮革ペースト並びにこれを用いた合成皮革シートおよび補修材
    特願2011-203694
    発明者：野村義宏、矢澤照義、桜井健一
    特許権者：メルクス（株）