発表:皮革研究部門

発表論文

  • Effects of collagen peptide ingestion on UV-B induced skin damage
    Biosci. Biotechnol. Biochem. 73(4), 930-932, 2009
    Tanaka M, Koyama Y, Nomura Y
    紫外線照射したへアレスマウスに対し、加水分解コラーゲンを投与することで、皮膚状態が改善できたことを報告した。
  • Control of collagen molecular assembly with anionic polysaccharides
    Biosci. Biotechnol. Biochem. 73(4), 926-929, 2009
    Nomura Y, Ishii Y, Takahashi K
    I型コラーゲンの再線維化を多糖で行うことで、その速度と熱力学的熱挙動を変化させることが可能であることを報告した。

著書、解説

  • マリンコラーゲンの製造方法とその摂取効果
    2008, バイオサイエンスとインダストリー, 66, 191-195
    野村義宏
    海洋性コラーゲンの製造方法および摂取することでの効果に関する研究に関して総説をまとめた。
  • コラーゲンの基礎と運動器疾患への効果
    2008, グルコサミン研究4, 52-56
    野村義宏、渡部睦人
    コラーゲンの定義や構造的特徴、そして骨粗鬆症、膝変形性関節症に代表される運動器疾患に関するコラーゲンの効果についてまとめた。
  • コンドロイチン硫酸
    2008, 臨床透析, 24, 1799-1802
    野村義宏
    機能性食品としてのコンドロイチン硫酸に関して解説し、その効果に関する研究につて紹介した。

特許、その他

  • 骨粗鬆症の予防又は改善剤
    PCT/JP2008/000079
    野村義宏、高橋晃、笹辺修司ほか
    さめ肉を食べると骨質が改善されるという動物実験を基として、その製造方法と物質に関して特許出願した。
  • ペプチドキレート含有肥料
    特願2008-285821
    野村義宏、児島成和、菩提司
    革廃棄物を溶解し、この加水分解コラーゲンに肥料に必要な無機物をキレートさせることにより、新たな肥料を開発し、特許出願した。
  • 羽毛成形体の製造方法
    特願2008-315847
    野村義宏、北浦敏彦、高橋孝徳
    鶏の羽根は産業廃棄物として処理されることが多く、その減量化のために成形体を製造することが可能となり、特許出願した。

学会発表

  • 変形性関節症へのコンドロイチン硫酸の効果
    日本農芸化学会 2008年3月29日 名城大学
    村澤知佳子、野村義宏、渡部睦人、河田絃史
    コンドロイチン硫酸の機能に関する研究報告を行った。
  • ヌクレオプロテインによる光老化マウス皮膚改善効果
    日本農芸化学会 2008年3月30日 名城大学
    田中美登里、首藤典正、野村義宏
    光老化モデルマウスへヌクレオプロテインを投与することで、皮膚水分量の改善が認められたことを報告した。
  • スープの味の評価方法の確立
    日本農芸化学会 2008年3月30日 名城大学
    栗田奈津子、野村義宏、門馬隆、長澤宣裕
    コンソメチキンスープの味を科学的に分析する方法を提案した。
  • Control of Collagen Molecular Assembly with Glycosaminoglycans and Anionic Polysaccharides
    2008年4月2日 メルボルン
    NOMURA Y, WATANABE M, ISHII Y and TAKAHASHI K
    コラーゲンの線維形成を制御するために、多糖が有効であることを報告した。
  • 光老化モデルマウスにおけるグルコサミン塩酸塩とN-アセチルグルコサミンの皮膚状態改善効果の違い
    2008年4月24日 ジャカルタ
    Nomura Y
    光老化モデルマウスを用いて、2種類のグルコサミンの皮膚改善効果を検証した。その結果、グルコサミン塩酸塩は皮膚水分量の改善に効果を示し、N-アセチルグルコサミンは皺状態改善に効果を示した。
  • 変形性膝関節症におけるコンドロイチン硫酸の効果
    日本結合組織学会 2008年5月30日
    野村義宏、村澤知佳子、渡部睦人
    コンドロイチン硫酸に関する動物および細胞を用いた研究を纏め、報告した。
  • 変形性膝関節症におけるコンドロイチン硫酸の効果
    日仏整形外科学会 2008年9月27日 東京 都市センターホール
    野村義宏、村澤知佳子、渡部睦人、金子和夫
    変形性膝関節症モデルマウスおよびウサギ滑膜細胞に対するコンドロイチン硫酸の効果に関して研究報告を行った。
  • 変形性関節症におけるコラーゲンの効果
    骨代謝学会 2008年10月29日
    野村義宏、渡部睦人、河田紘史
    変形性膝関節症モデルマウスおよび滑膜細胞に対して、加水分解コラーゲンが及ぼす効果に関して報告を行った。
  • 卵巣摘出ラットに対するサメ肉投与の影響
    骨代謝学会 2008年10月29日
    小池朋、佐藤憲一、渡部睦人、野村義宏、川口麻以子、氷見敏行
    骨粗鬆症モデルに対するさめ肉の効果に関して報告を行った。
  • 光老化モデルマウスへのコラーゲン塗布による皮膚状態改善効果
    日本農芸化学会 2009年3月28日 マリンメッセ福岡
    鈴木まゆ、薦野 裕加、新井浩司、西山敏夫、野村義宏
    骨粗鬆症モデルに対するさめ肉の効果に関して報告を行った。
  • チキンブイヨンへの野菜添加効果
    日本農芸化学会 2009年3月28日 マリンメッセ福岡
    勝山理沙、野村義宏、長澤宣裕、門馬隆

    チキンブイヨンに玉ねぎ、ニンジン、セロリを添加することでの味の変化をペプチド、核酸、糖含量の変化を分析し、その効果について報告した。

  • 乳清カルシウムの代謝と骨増強効果
    日本農芸化学会 2009年3月29日 マリンメッセ福岡
    佐藤憲一、上原一貴、野村義宏

    乳清カルシウムと炭酸カルシウムの吸収速度および利用率を分析した。また、卵巣摘出モデルに給餌することでの骨質改善効果を検証し、報告した。

講演、セミナーなど

  • グルコサミン
    (株)甲陽ケミカル 2008年9月2日 (株)甲陽ケミカル境港研究所セミナー室
    野村義宏
    グルコサミン投与による肌状態改善効果に関して講演した。
  • ケラチンの有効利用
    硬蛋白質利用研究施設公開セミナー、都立皮革技術センター、2008年10月24日
    野村義宏
    ケラチンの基礎的な説明から、その可溶化方法、および利用方法に関する概説を行った。また、皮革研究部門の羽毛から開発した化粧品原料‘ケラタイド’の紹介も行った。
  • 水産物のゼロエミッション
    水産油脂懇談会 2008年11月26日 水産油脂協会会議室
    野村義宏
    マレーシアの水産缶詰工場のゼロエミッションプロジェクトを紹介し、併せて機能性食品としてのコラーゲンの食理機能に関して紹介した。
  • コラーゲンを食べる
    ライカ販売代理店研修会 2009年4月15日 大崎ゲートシティ会議室
    野村義宏
    コラーゲンの基礎的な説明から、食べることでの効果について講演した。