発表:皮革研究部門

発表論文

  • 稲発酵粗飼料の給与が乳牛の乳生産、ルーメン発酵、血液性状および採食行動に及ぼす影響
    日本畜産学会報、78: 45~55, 2007.
    高橋強、前原麻奈美、張廷利、本林隆、石井泰博、神田修平、板橋久雄
    稲の発酵飼料を乳牛に与えることで、乳生産に及ぼす影響を検討した。アンモニア態窒素濃度が高く、ルーメン微生物タンパク質合成が低下することを認めた。
  • Starch-ε-poly(L-lysine)-fatty acylated saccharide andε–poly(L-lysine)-fatty acylated saccharide conjugates exhibit emulsifying ability, antibacterial activity and controlling ability of thermal behavior of potato starch.
    J. Appl. Glycosci. 54: 173-180, 2007.
    S.Katayose, K.Kegai, M.Nishimura, Nor Azizah bt Daud, M.Hattori, T.Yoshida, Y.Ishii and K.Takahashi
    酸処理デンプン、εポリ(L-リジン)、グルコース/フルクトース ステアリン酸をメイラード反応で複合体化を行った。複合体は、酸性および塩存在下で乳化作用を示した。また、S.aureusやC.utilisに対して抗菌活性を示した。

著書、解説

  • 新たなコラーゲンの用途開発
    皮革化学、53: 95-104, 2007.
    野村義宏
    機能性食品としてのコラーゲンの効果について解説した。
  • 獣毛および羽毛ケラチンの可溶化とその利用
    ファインケミカル、36: 5-12, 2007.
    S.Katayose, K.Kegai, M.Nishimura, Nor Azizah bt Daud, M.Hattori, T.Yoshida, Y.Ishii and K.Takahashi
    ケラチンの可溶化方法とその利用方法について解説した。

特許、その他

  • 骨粗鬆症の予防又は改善剤
    PCT/JP2008/000079
    野村義宏

学会発表

  • II型コラーゲン誘導関節炎モデルマウスへのコンドロイチン硫酸投与による効果
    国際食品機能学会2007 5月30日 東京ビックサイト
    野村義宏
    リウマチモデルへコンドロイチン硫酸を投与することで、その発症の遅延および症状の改善を認めた。
  • 光老化モデルマウスにおけるグルコサミンの皮膚改善効果
    国際食品機能学会2007 5月30日 東京ビックサイト
    野村義宏
    光老化モデルマウスへグルコサミンを投与することで、皮膚水分量の改善が認められたことを報告した。
  • 卵巣摘出モデルラットへのふか肉食の効果
    国際食品機能学会2007 5月30日 東京ビックサイト
    野村義宏
    ふか肉の食理機能を検討するための一環として、骨粗鬆症モデルにふか肉を給餌した。その結果、骨密度の改善効果を認めた。
  • 光老化モデルマウスにおけるグルコサミン塩酸塩とN-アセチルグルコサミンの皮膚状態改善効果の違い
    日本香粧品学会 6月8日 ヤクルトホール
    田中美登里、野村義宏
    光老化モデルマウスを用いて、2種類のグルコサミンの皮膚改善効果を検証した。その結果、グルコサミン塩酸塩は皮膚水分量の改善に効果を示し、N-アセチルグルコサミンは皺状態改善に効果を示した。

講演、セミナーなど

  • 皮革産業の今後
    皮革講習会 9月13日 都立皮革技術センター
    野村義宏
    皮革産業の今後に関して、学の立場から話題提供を行い、パネラーとして参加した。
  • コラーゲンの基礎と運動器疾患への効果
    グルコサミン研究会 2月8日 順天堂大学医学部有山登記念館講堂
    野村義宏
    コラーゲンの基礎的な講義を行い、応用研究として、加水分解コラーゲンと骨粗鬆症、関節症への効果について、動物モデルを用いた研究を紹介した。
  • さめを料理する
    さんわか 勉強会 2月15日 (独)酒類総合研究所
    野村義宏
    産官学交流会の講師として、当研究室で行っている「さめに関するゼロエミッション事業」を紹介した。