発表:基礎研究部門・研究室

学会発表

  • マウスP19細胞株の神経特異的分化形質発現のp53がん抑制タンパク質による制御
    第10回日本再生医療学会総会、東京、平成23年3月1日〜2日
    丸山裕佳、木下恵見、新井克彦
    マウス多能性胚性腫瘍細胞株P19のレチノイン酸依存性神経分化過程において、神経特異的な微小管構成タンパク質であるクラスIVaβ-チューブリンのmRNAレベルが上昇することが確認されたため、この発現制御メカニズムを解析したところ、がん抑制タンパク質p53の関与が見出された。
  • 軽種馬の蟻洞病変に関与する角質分解細菌の菌種同定とその薬剤感受性
    日本ウマ科学会第23回学術集会、東京、平成22年11月29日〜30日
    大熊綾美、桑野睦敏、和田信也、諫山太郎、丹羽秀和、新井克彦
    軽種馬に発生した蟻洞における角質分解細菌であるBrevibacterium sp.やCorynebacterium sp.の薬剤感受性を検索したところ、ゲンタマイシン、クロラムフェニコール、セファロチン、エリスロマイシン等に高い感受性を示した。
  • 軽種馬の蟻洞病変から得られた角質分解細菌について
    第150回日本獣医病理学会、帯広、平成22年9月17日〜18日
    桑野睦敏、和田信也、丹羽秀和、帆保誠二、吉原英留、諫山太郎、新井克彦
    軽種馬に発生した蟻洞において、角質ザイモグラフィーで酵素活性が検出される角質分解細菌として、16SリボゾームRNA遺伝子の塩基配列の相同性からBrevibacterium sp.やCorynebacterium sp.をはじめとする放線菌類が同定された。
  • ウマ浅指屈腱炎で発現するヒアルロニダーゼ分子種について
    第42回日本結合組織学会学術大会、平成22年8月19日〜20日
    新井克彦、高木加奈子、桂田樹明、佐藤幹、笠嶋快周、桑野睦敏、和田信也、服部俊治
    健常腱並びに屈腱炎発症後の肉芽組織を用いてムコ多糖分解酵素の一群であるヒアルロニダーゼの組織内活性の局在並びにmRNA発現を検索したところ、特に屈腱炎組織由来試料においてHyal2およびMGEA5の上昇が認められ、屈腱炎治癒過程の肉芽組織における高いヒアルロニダーゼ発現が明らかとなった。