おしらせ・新着情報:硬蛋白質利用研究施設

第30回硬蛋研セミナーのお知らせ

第30回硬蛋研セミナーを下記の様に開催したします。
硬蛋研の関連研究に関する内容を含む学部や大学院の講義の場合、講師の先生のご許可を得まして今回も硬蛋研セミナーとしております。ご興味のある方は、是非ご参加頂ければと思います。

開催日時:2010年12月2日(木)13時〜17時
場所:農学部1号館11
講義タイトル:「細胞外マトリックス蛋白質、特にコラーゲンについて」
講師:ニッピバイオマトリックス研究所  服部 俊治 所長

第30回 硬蛋研セミナー 講演内容

細胞外マトリックス蛋白質、特にコラーゲンについて

(株)ニッピバイオマトリックス研究所
服部俊治 所長

多細胞動物は必ずコラーゲンを持っている。
コラーゲンは細胞外に存在して動物の体の骨組みを構成するだけでなく、細胞膜上の受容体を通じて細胞の生理機能の調節も行い、細胞の外から内、内からの外へのシグナル分子としても働くことが知られてきた。
またこの蛋白質の工業的な利用法についても紹介したい。

1. 蛋白質とは何か。アミノ酸について。
2. アミノ酸重合体としての蛋白質の性質 コラーゲンとアルブミン 実験
3. 蛋白質の高次構造について 実験
4. コラーゲンとゼラチンの機能(細胞接着について)
5. コラーゲン、ゼラチンの製造法、産業利用法

参考書:コラーゲン物語 科学のとびら 藤本大三郎/東京化学同人 など